地中の男

地中の男 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 8‐11))

メルボルンで買った飛行機用の1冊。
例によってアーチャーは人捜し(別居中の夫が連れ去った子ども)を頼まれ、探していくうちに殺人事件に巻き込まれ、背後の過去の複雑な人間関係が浮かび上がるという構図。


ミステリとしては犯人は意外だし、タイトルも上手い。しかし、探れば探るほど明らかになる人間関係のもつれは、ここまで狭い中でつながりあっているのかという感が湧いてくる。